鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:日本海海戦の「三笠」艦橋に立ちました
2017.05.06

※今回は暗所で撮影したためブレ写真が多いですが、ご容赦ください

どうも、青葉です。

VR戦艦大和を制作した神田技研さんが
三笠保存会監修の元でVR日本海海戦を制作し、
記念艦「三笠」艦内で常設展示をするとの情報。

「陸奥」主砲のお披露目の際にもVR映像を提供されていましたが
実際には見ることのできない事物を再現するにあたって
VRを使用するというのは有効的な手段だなあと思います。
戦前に行われた大観艦式とか再現して欲しいですねえ。

ともあれ、公開はゴールデンウィークからとのこと。

近くなればもう少し詳細な情報が出るのかなあ
と思っていたのですが、情報は更新されず。

そのままゴールデンウィークに入り、
どうかなとネットで検索してみると……

やってるの!?

もう稼働している様子でした。

これは取材に行かねば。
早速横須賀へ。


青葉、横須賀駅に立つ!


ヴェルニー公園から総監を見てみると、逸見岸壁のヌシ「いずも」は不在。
吉倉桟橋のほうに「きりしま」が見えますね。


「陸奥」主砲。
通り往く人たちが興味深そうに眺めていました。


潜水艦もおやしお型、そうりゅう型がメザシで停泊。



さて、三笠公園に到着。
三笠保存会終身会員の青葉は乗艦無料です。

どこでやっているのかなあと探しつつ中甲板の中央展示場へ。


こちらは最近、展示の一部がデジタル化されて新しくなりました。

聞くところによると
一昨年(2015年)に44年ぶりに来艦者が20万人を超えて以来、昨年も20万人を突破。
今年も順調に来艦者が来ているとのこと。

軍艦模型の展示や艦内でのイベント開催など積極的な姿勢が功を奏しているようです。

結果として、長らく懸念であった修繕費用が捻出できるようになったと聞いていましたが、
新しい展示への切り替えなどもできるようになったは良いですね。
お金は本当に大事です。


中央展示場の艦尾側にモニターが並んだ箇所が。
ヘッドセットを付けているし、これですね。


列に並びました。
老若男女問わず、そこそこ居ますね。


約15分くらい待ちまして、いざ体験です。


内容は海戦に至る状況説明から始まります。



戦列を組んで進む聯合艦隊を嘗めるように眺めるさまは爽快感を覚えますね。


変わって「三笠」の艦橋に。


見回すと東郷長官たちの姿があります。


Z旗が揚がり。


水平線の向こうにはバルチック艦隊が。

そして、今日の「その時」です。


東郷長官の手が……

降ろされた。

「三笠」が敵前大回頭。いわゆるトーゴー・ターンを開始。


左舷側に見えたバルチック艦隊が右舷側へ。


主砲が右舷側に回り、艦橋の長官たちも右舷へと向かいます。


バルチック艦隊からの砲撃で「三笠」周辺に水柱が立つ中、


副砲、続いて主砲が砲火をあげました。


戦闘シーンはアッという間に終わり、傾斜炎上しながら航行するバルチック艦隊。
まあ実際の第一合戦も30分で決着がついたそうですけども。


そして第一合戦後の様子を図で説明。

ポーツマスで行われた講話会議の写真を写して終わりました。

短くまとめられてはいますが、VRって凄い。
博物館展示の新たな可能性を感じさせてくれました。

「三笠」に限らず、今後はこういう展示が博物館などで増えていくといいですね。

以上、青葉でした。

追記
今日の出来事をTwitterにてつぶやいたところ、
制作者である神田技研の仁志野さんから
平日にはロングバージョンが体験できると教えていただいたので
折を見てそちらも体験しに行きたいと思います。

VR日本海海戦(常設展示)

記念艦「三笠」中甲板・中央展示場内

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

帰りがけに酒保伊良湖に寄ってきました。


物販スペースの展示の様子。



メニュー。





間宮暖簾の販売とかもあるのですね。


暁ちゃんのレディースランチをいただきました。

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