-
RAGNAROK THE ANIMATIONのクルセイダーを検証しよう!
■検証1、献身(2)
さて、格好いいのは置いておくとして気になった点を幾つか挙げていこう。
■ロアンとクルセはPTを組んでいないのに献身している■
そもそもパーティを組むとはどういうことなのだろう。
アニメ内に登場するローグがロアンに「あたいたちとパーティー組まないかい?」と言っていたが、
これはわざと分かりやすく表現しているパーティー加入要請だ。他にも「一緒に行こう」「ついてきてくれ」「ちょっと手を貸してくれ」
「いやー さがしましたよ。さあ ちからを合わせ ともに たたかいましょう!」
等など、これらもパーティー加入要請になる。
これを承諾すれば晴れてパーティーとなるわけであるが。ロアンとクルセの間にこのようなやり取りはなかった。
一緒にいたローグの姐さんがクルセにPT加入要請をだしていたとか、
実は昔ローグとクルセは組んだことがあってずっとそのままだったとか、
様々な憶測が考えられるが、それはおいておこう。では次に、何故パーティーを組んでいないとスキルが発動しないのか?
プリのグロリア、マグニフィカート。BSのアドレナリンラッシュ、ウエポンパーフェクションetc。
ダンサーバードの一部スキルもパーティーにしか効果を発揮できない。
これを個別に検証してみよう。
グロリア。マグニフィカートは神のお力である。
つまり
このようにプリーストの方が神様にお願いして仲間に奇跡を起こすのである。
しかし神様も異教徒や悪い奴に奇跡を与えたくないので、その選別をプリースト本人に任せるのである。
要するに、プリーストの方が仲間と認めた人にのみ神の奇跡が起こるのだ。
これがグロリア、マグニフィカートがパーティーにのみ働く理由だ。
次はアドレナリンラッシュ、ウエポンパーフェクション等のBSのスキル。
これは
きっとこんな感じだ。次。
ダンサーバードのスキル。
実はパーティーのみに効果があるのは全て合奏スキルなのである。
ここでつい合奏しているのはダンサーとバードのみと考えてしまうが、否!
パーティー全員で合奏していたのだ!
・・・勢いで描いたのでわかりにくいであろう。
一応説明しておくとドラム(左):男プリ、ボーカル(中央):バード、ギター(右):男BSだ。
ダンサーがいないぞとか言わないでくれ。好みで選んだからな。
要約すると、グロリア等のスキルは「神(プリ)が認めた相手」にしか効果が現れず、
アドレナリンラッシュは「士気を高めあえる仲間同士」でしか行うことが出来ず、
合奏スキルは「仲間以外の人では音楽性の違いから一緒に演奏できない(効果が現れない)」のだ。では献身はどのタイプかというと、ずばりプリーストと同じ
「神(クルセ)が認めた相手にしか効果が現れない」だ。
クルセもプリも神に仕える身であるからな。
これはパーティーを組む必要など無い。クルセ本人が相手を仲間だと強く認識すればいいのだ。
きっとこのクルセは剣士時代、イズルードDでソロをして苦労していたのだろう。
故に苦戦しているロアンに仲間意識を!ここで皆は「パーティー組む必要が無いなら、なんで通りすがりの人に献身がかけらないんだよ」と思うだろう。
それは単純に相手を仲間と認めることが出来ないからだ!修練が足りんのだ!話したことも無い通りすがりに仲間意識が芽生えるか!
決壊しかけのピンチの他人に仲間意識が芽生えるか!
心のどこかで決壊すればこっちに流れてウマーとか、危ないから逃げようとか思っていないか!要するに、私を含め同胞達はまだまだパーティーメンバー以外に対する思いやりの心が足りないのである。
故に神はお認めにならず、献身は発動しない!
これを可能にしているアニメ中のクルセは余程鍛錬を積んだクルセイダーなのだろう。■ロアンとクルセのレベルの差■
献身は公平圏内でなければかけることが出来ない。
献身取得までの道のりは長く、JobLv38でようやく献身1が取得できる。
なので、転職直前のロアンと転職直後のクルセは公平圏内だった・・・という解釈は出来ない。ここでロアンが実はハイレベルな剣士だったというのは、半漁人に負けているので除外。
というか、それでは面白くない。では、献身の時と同じ考え方をしてみよう。
何故献身は公平圏内で無いといけないのか?これは思うに、クルセイダーのルールのようなものだと思う。
「低いレベルの者を過剰に甘やかすな!自分の力で戦わせろ!」
「強大な力を持つものに不用意に手を貸すな!取り返しのつかないことになりかねない!」
と、きっとこのような感じではなかろうか。
これならば公平圏内のみに献身が出来ることに一応の説明がつくであろう。・・・一応のね。アニメ中のロアンとクルセはレベル的には格差があったが、
ロアンが命の危機に瀕していたので仕方なくクルセは献身を使用したのではないだろうか。■エフェクトについて■
アニメ内の矛盾を強引に解釈したところで、次は献身のエフェクトについて見てみよう。
作中では半漁人の攻撃は、献身によってロアンの周囲に張られた結界に遮られ、
そのダメージは光に姿を変えて地面を走りクルセイダーに衝突、
クルセイダーは代わりのダメージを受けている。
半漁人の槍の突きの衝撃だけがクルセイダーに伝わっているようにも見える。
ダメージに献身独自の何か魔法的な変換が行われ、
ソウルストライクのような衝撃に変わっているのだろうか。私は今まで献身とは、献身対象者と敵の間に立ちふさがり
敵の攻撃を代わりに受けて庇うスキルだと想像していたが、
これを見る限り違うようだ(よく考えてみると、
これでは献身対象者のDEFで計算される事に説明がつかなくなってしまう)。また、献身で代わりに受けたダメージでクルセイダーが怪我をしたり出血したりしている様子は無い。
出血しなかったとはいえダメージは受けているはずなので、
もしかしたら体の内側にダメージが・・・。体力の消耗も激しそうだ。
ちなみに、クルセイダー自身はこの時防御の姿勢は全くとっていなかった。
どうあがいてもロアンのDEFでダメージを受けるしかなかったようだ。半漁人の攻撃はロアンに止めを刺す為の一撃であるため、かなりのダメージだったと思うのだが。
クルセはちょっと繭をしかめる程度のリアクションしかしていない。強がっていたりして。
■TOPへ/■アニメでクルセが使用したスキルについて/■検証1、献身(1) 献身(2)/
■検証2、リフレクトシールド(1) リフレクトシールド(2)/■検証3、ホーリークロスとヒール/■検証4、クルセイダーの服装/
■検証5、シールドブーメラン/■検証6、グランドクロス/■検証7、ロアン達の道のり/■検証8、ロアンとクルセイダーの鍛錬
-