遠征報告:引き継がれる鎮魂の祈り2017.05.14
どうも、青葉です。
今日は馬門山海軍墓地で行われる墓前祭に参列します。
毎年はだいたい同日によこすかカレーフェスティバルが行われるのですけど、
今年はカレーフェスティバルが都合により6月開催となったとのこと。
それと練習艦隊の横須賀入港と重なったため、
例年5月の第2土曜日に行われていたのを一日ずらしたようです。
この日、読売新聞の地方欄には偶然にも
「旧海軍碑の謎解けた…横須賀の郷土史家書物から」と
馬門山海軍墓地についての記事が掲載されていました。
※残念ながら該当記事のWEB版は降ろされてしまったようです。
要約すると
馬門山海軍墓地にある昭和初期に建立された
「第四艦隊遭難殉職者之碑」
「上海事変戦死者之碑」の2つの碑について、
終戦直後に由来などを記載した名板が剥がされ、
由来不明となっていたものが
当時の官報の様な書物に記述があり、詳細が判明したというもの。
横須賀では終戦後はこのような事例がいくつも。
GHQが命じたというものもあるのですが、
連合国軍に配慮しまくって自主的に撤去したというものが多いです。
今、流行の『忖度(そんたく)』ってやつですかねえ。
残念なことです。
馬門山海軍墓地に到着。
昨日は雨でしたが、今日は止んでくれたのが何よりです。
青葉は親族に海軍関係者は全くおらず、遺族でも何でもないのですけど。
可能な限り参列しておきたいと思っております。
会場には多くの参列者の方がいらしていました。
艦これをやっているそうな方ではほとんどお見かけしませんが。
それと今年も横須賀音楽隊もいらしてますね。
戦後70周年だった一昨年からいらしているようです。
3年程前まではラジカセで国歌などを流していたと記憶しています。
やはり生の演奏は良いものです。
正面には祭壇が設けられていました。
この祭壇なのですが、実は去年とは1点変わったところがあります。
それは脇に日の丸が立てかけられていること。
漏れ聞いた話では昨年までは日の丸は用意しておらず。
今年は掛け合って祭壇に日の丸を添えられるようになったのだとか。
青葉は全く気がつきませんでしたが
……横須賀の闇は深い。
参列者は横須賀地方総監の幹部や
衆議院議員の小泉進次郎さん。横須賀市市長の吉田雄人さん。
その他にも参議院議員さんや横須賀市議の方々が参列。
米海軍横須賀基地からは今年はいらっしゃってなかったみたいです。
墓前祭は「国歌斉唱」に始まり、市長の「追悼の言葉」、「黙祷」。
横須賀地方隊の儀仗隊による「拝礼」、「弔銃発射」。
そして参列者の「献花」で滞りなく終わりました。
昨年は呉の合同慰霊祭に参列し、その規模に驚いたものですけれども。
ささやかではあっても、横須賀の歴史を伝える大切な行事ですので、
今後も継承していただけるといいですね。
以上、青葉でした。
第62回馬門山海軍墓地墓前祭
京急北久里浜駅下車、徒歩約7分
海上自衛隊横須賀地方隊/馬門山海軍墓地墓前祭(29.5.14)
URL:http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/news/29/07.html
青葉写真館本文で紹介できなかった写真たち
墓前祭後に酒保伊良湖に行ってきました。
『時雨煮丼 四連装魚雷型 ウィンナーのせ』
『陸奥のデザートプレート』
※Twitterにこの写真乗せたら何故か成人向けコンテンツ扱いされました
食後はヴェルニー公園へ。
練習艦隊の練習艦「かしま(TV-3508)」と随伴の護衛艦「はるさめ(DD-102)」が居ました。
5月22日から11月1日まで韓国やロシアを皮切りに北米や南米へと遠洋練習航海に出るそうです。