戦艦大和ＶＲ復元計画│鎮守府新聞ワレアオバ

遠征報告：試験航海に行こう！
2015.01.24

どうも、青葉です！

横須賀の記念艦三笠にやってきました。

今日はこちらで行われる
『戦艦「大和」バーチャルリアリティー復元計画』の試験航海を体験しちゃいます。

『戦艦「大和」バーチャルリアリティー復元計画』は
コナミやソニーでゲーム開発に携わったゲームクリエーター、仁志野六八（にしの　ろくは）さんが
「乗れる、そして動く実物大の大和」を目標に
クラウドファンディング（インターネット経由で財源の提供などを行うこと）で
資金を募って開発をしているバーチャルリアリティー（ＶＲ）ソフトです。

完成すれば実物大の戦艦大和に疑似ではありますが乗艦することができるそうです。

昨年12月より募集を開始し、目標金額の100万円をわずか1日半で達成。
2月9日24時までの募集が続けられるそうです。
青葉がサイトを閲覧した時にはかなり支援金が増えていました。

さて記念艦三笠は午前９時から開艦なので、それに合わせて三笠公園に到着です。

寒いです！
ちらほら人影がありますね。

司令官「みんな提督だな」

さすがにそれは偏見でしょう…

チケットを購入して三笠に乗艦。
あれ？　以前来たときと看板が変わってますね。

司令官「去年の１０月に横須賀のライオンズクラブが寄贈したらしいよ」

参考記事：三笠の艦名板寄贈…神奈川・横須賀（読売新聞）

そんなことがあったんですねえ。
あ、皆野提督がいらっしゃいましたね。
おはようございます！

皆野提督「お早う。てっきり三笠って１０時からだと思ってたよ」

司令官「案外、そう思ってる人は多いかもしれない」

本日同行してくれる皆野提督と合流したので、
試験航海の会場となっている三笠艦尾側の下甲板に降ります。
普段は入れてくれないところなんですよここ。

すごい人ですね……
５０人以上は並んでるんじゃないでしょうか。

実際、三笠の職員の方もあまりの人数が押し寄せたので、びっくりしていました。

２０畳くらいをパーテーションで仕切った会議室にデスクトップＰＣが５台。
そのうち４台は大和の試験航海、１台は金剛の乗艦体験でした。

司令官や皆野提督と長蛇の列に１時間半ほど並びました。
主催者は整理券も用意してたみたいですけど。

司令官「整理券配って『この時間に来てね』の方が、
待っている側は他のところ見学出来たりできるからいいんだけどね」

なかなかスムーズにやるのは大変ですからねえ。

司令官「艦これの提督が来てるのも多いだろうけど、
大和を名前だけ知ってる一般の人や軍艦が趣味って人も来るだろうから
並び慣れてない人たちが来ることを考えるとトラブルが起きそうな気するが…」

皆野提督「この手のイベントで並び慣れてる人は『訓練された人』だから」

と、訓練された人たちが言っていました。

※青葉たちが退艦した後に小さなトラブルがあった模様（未確認情報）。

さて、青葉たちの順番がやってきました。

ＶＲ装置オキュラスリフトをつけ、ヘッドフォンを付けると……
青葉、雪風の甲板にいます！

今回の試験航海では
駆逐艦雪風の甲板上から対向して航行する駆逐艦磯風、浦風、空母赤城、戦艦大和を眺めるという構成。

コントローラの操作で雪風の右舷側甲板を移動することが出来ます。
見回せば魚雷発射管などもちゃんとありました。
雪風の後ろには駆逐艦濱風（浜風）が航行しているのも見えます。

時間にして３分程度でしたでしょうか。
やはり超々弩級と呼ばれた大和の大きさはすごいですね。
それが動いている姿は一種の壮快感すらあります。

これからクオリティを上げていくそうなので、完成を期待しちゃいますね。

ちなみに司令官は終了を告げられて、オキュラスを付けたまま下を見た時に
思わず「手が無い！」と感じてしまったそうです。

司令官「リアルとバーチャルの垣根は理解してるつもりだったけど、
それはあくまで俯瞰的に見られる環境にあるからなんだな。
オキュラスみたいに自分の視覚が『それ』に全て向けられた時、
本来あるべき垣根を認識できなくなるもんなんだねえ。
デカルチャーって感じだわ」

いわば画面の中に入ってるような疑似体験でしたからねえ。

雪風搭乗のあとは戦艦金剛への体験乗艦ができました。
こちらは１分半ほど。

右舷の舳先から第一主砲を右目に通り抜け
第二主砲との間を左舷側に抜けて艦橋を真下から眺めました。

CGはやや荒削りなものの
35.6cm砲が大きい！
パゴダマスト高い！
というのが実感できました。

非常に面白い体験会でした。
青葉、満足です！

161隻が参加した昭和8年の大演習観艦式の再現とか見せて欲しいですねえ。

記念艦三笠では特別展「三笠秘蔵　連合艦隊　艦隊コレクション」が開催中でした。

昨年10月に開催されてから5月末まで延長されたようですね。

以前訪問した時も大東亜（太平洋）戦争時の1/500スケールの艦艇模型が展示されていましたが、
それに日露戦争当時の日本海軍聯合艦隊、露西亜バルチック艦隊、
そして、日本海軍を継承する海上自衛隊の艦艇模型を加えた内容でした。

模型ながらこれだけ並ぶと壮観ですねえ。
重巡青葉の模型もありましたよ。

今年は日本海海戦から110周年だそうなので、また三笠に訪問する機会がありそうですね。

以上、青葉でした。