鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:(続報)試験航海に行こう!
2015.12.19

どうも、青葉です。

怒涛のようにイベントが目白押しだったスケジュールもやや空白が目立ち始めたころ、
「戦艦大和VR復元計画」の活動報告からお知らせが来ました。
 
製作者の仁志野六八(にしのろくは)さんが「戦艦大和VR復元計画」の完遂に当たり、
12月に「株式会社神田技研」として法人化し、事務所を開設。

事務所開きと建造が進められているVR大和の体験会が行われるとのお知らせでした。

体験会!

今年の1月に三笠で行われた試験航海は衝撃的な体験でした。
体験当日に即支援の手続きを行ったほどです。

VRヘッドセットOculus Rift(オキュラスリフト)のコンシューマ版の発売が遅れていることもあって
VR大和の建造完了はまだ少し先ですけど、体験する機会があるなら是非とも見てみたい。

そんな思いで事務所開き&VR大和体験会に参加させて頂きました。

予定された12日と19日の2日間のうち、青葉は19日に参加させていただきました。

理由?
12日はまだ冬季有明海戦の開発が終わらなかったんですよ(泣)
(14日に無事発注が完了しました)


そして当日、東京・大手町駅近くのベンチャー企業が集まるビルの中に事務所を開いた
「株式会社神田技研」さんへやってきました。

この日の参加者は10名ほど。
皆さん開所のお祝いに差し入れを持っていらっしゃっていました。

青葉ですか?
手ぶらで行ってしまいました……社会人としてあるまじき!
くれぐれも皆さん真似をしないでください(反省

8畳くらいの事務所には艦艇の様々な資料が。
(それに混ざって「へうげもの」と「甲陽軍鑑」がありましたけど)


戦艦武蔵の艤装設計図がホワイトボードに貼られていました。


窓側に置かれた机の上にはデスクトップPCとノートPCが置かれ、
デスクトップPCには大和の上甲板の主砲辺り、ノートPCには艦橋の内部が映し出されていました。


1月の試験航海の時は1画面に2つの画像を表示する方式でしたが
今回は1つの画像だけとなっていました。

モニタで見るとよくできた大きなCGという印象です。
確かにすごいけど、まあ…うん…まあ、そうねえ……と言うのが正直な感想です。

しかしVR大和のVR大和たる所以はOculus Riftを装着してみないと体験できないのです。

Oculus Riftを通してみると

平坦に見えた甲板にはいわゆる大和坂と呼ばれる大和型戦艦特有の勾配が浮かび上がります。


艦橋を備えたパゴダマストは威容を持った天に向かってそびえ立つ巨塔になりました。


画像が空間と言う質感を持った瞬間でした。

甲板周りを堪能した後に艦橋上部の防空指揮所へ上げていただきましたが

甲板から約30メートルにある防空指揮所からの眺めは素晴らしく

縁に立って足元を見るとそこは30メートル以上の高さが確かに感じられました。

試験航海の時はCGとしての面白さを感じていたのですが
今回の体験では空間の面白さが体験できました。

Oculus Riftはコンシューマ版でも数万(予定)のものなので
1月の試験航海で体験のあとに支援を行ったもののOculus Riftは購入するつもりはありませんでした。

ですが!

今回の体験ではっきりとわかりました。

Oculus Riftを通すことによって大和に乗艦する体験が疑似的な現実のものとなります。

モニタで見るだけではVR大和を味わうことはできません。
魅力が1/10に減じてしまいます。

そんなことを強く認識しましたので
ちょっとOculus Riftの購入費用を捻出する方法を考えないとダメなようです。

今後は細部の作り込みや乗組員や零式観測機の作成が行われ、
Oculus Riftコンシューマ版のローンチ(リリースタイトル)に間に合わせたいとのことでした。

青葉は「現状のテクスチャめいた船体が金属の質感を表現してくれると良いのに」と、
仁志野さんにつぶやいたことがあるのですが、
そちらも対応してくれるそうですので出来上がりが非常に楽しみです。

発売はダウンロード販売となるそうですが
発売後も追加開発によってよりいろいろな情景を追加することもできるそうです。
(追加実装はDLCと言う形になるでしょうけど)

個人的には艦船プラモのようなパッケージ絵が見たい気もしますけど
パッケージ販売は流通関連の手間やコストが半端ないですからねえ……

今日は新たな体験ができて、青葉は大満足でした。

この後、集まった方々の中にいた
護衛艦「たかなみ」に乗艦していた元海上自衛官から海自の色々な話を聞いたり、
各々で大和やその他の海軍艦艇の細かいな話をしたりと楽しい会話が続き、
18時から始まった事務所開き&VR大和体験会は22時過ぎまで続きました。

仁志野さんはじめ、当日参加された皆様。ありがとうございました。

ちなみに今年船体が発見された戦艦武蔵のVR復元を目指した
「第二期:戦艦武蔵最終時の建造」の支援募集が行われています。

青葉はこちらも支援を行いましたが、
少し残念なことに戦艦大和ほどの勢いは無く、
年明け1月7日の締め切りを目前に控えて目標の7割程度となっています。
成立してくれることを期待しています。
興味を抱いてくれた方は、是非とも支援をお願いしますね。

CAMPFIRE「戦艦大和VR復元計画第二期:戦艦武蔵最終時の建造」

以上、青葉でした。

神田技研 事務所開き&VR大和体験会

2015年12月19日(土) 18:00より
株式会社神田技研

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

事務所に置かれていた資料など


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