遠征報告:海戦はオーケストラの音色とともに2016.05.08
どうも、青葉です。
今日は東京オペラシティで開催される
【「艦これ」クラシックスタイルオーケストラ with 東京フィルハーモニー交響楽団】の
夜の部に参ります。
2月に八王子で開催されたAlbaOrizzonte Philharmonieさんのコンサートの時は
公式オーケストラコンサートは運営鎮守府でも検討中との情報でしたが
その後にあれよあれよと開催が決まってしまいましたね。
今回、青葉はチケット抽選から外れてしまったのですけど、
ごむを司令官がチケットを2枚入手したとのことで、
ご相伴にあずからせていただくこととなりました。
3月の『「艦これ」春の艦祭り』の際には
東京フィルの演奏者さんが金剛型四姉妹に扮して弦楽四重奏を奏でたりもしましたが
本番はどのような演出を持ってくるんでしょうね。
会場の東京オペラシティに到着。
全席指定だというのに、入場待ちにこの行列です。
入り口近くには、しずまよしのり先生による今回のメインビジュアルポスターが貼られていました。
しずま先生の描かれている艦娘たちが一堂に集まったイラストは見ごたえたっぷりですね。
……なんか見覚えのない人もいますけど。
物販はチケットを持っている人のみが整理券をもらえて、整理券順に購入という方式。
艦祭りの混乱が嘘のように整然と行われていました。
しかしまあ商品一覧を見ても、欲しいものが無い……。
いえ、それぞれ良さげではあるんですけど。
青葉がこれは!と食指が伸びるようなものがありませんでした。
何でコンサートなのにパンフレットが無いんですか?
曲目リストや作曲者、運営のインタビュー、今回の描き下ろしイラストなどで
1冊作れると思うんですけどねえ。
そもそも演奏する曲目が発表されておらず、
何をどうに期待すればいいのかわからないのが残念です。
開場時間となり、会場に入りました。
会場はこのような感じです。
青葉たちは端の方の席だったのが少し残念でしたが
これでもS席なのですよ。
何がどう行われるのかわからないままでしたが
物販にオペラグラスがあったので誰か壇上にゲストでも来るのかなと思い、
少し悩みましたがオペラグラスを購入。
しかしこれがひどい代物でした。
イベントの物販品ですから価格はそれなりにするのは仕方がないのですけど。
まさか覗いて見えるものが裸眼とそれほど変わらない。
まあ、ぼやけた視界がはっきりと見えるのですけど
もともと顔が豆粒にしか見えないような距離なら意味ないですよね……
価格は1500円。
間宮パフェが2杯は食べられましたね。
オペラグラスを買いに出た際に、クロークの前に何か展示されているのに気が付きました。
オルゴールと携帯オーディオプレイヤーのようです。
オルゴールは艦これのBGMから
「母港」「シズメシズメ」「提督との絆」の3曲が販売されるようですね。
それぞれ良い曲ですけど何で「シズメシズメ」を選曲しますか(汗
オーディオプレイヤーは
「試製一六式高音質蓄音機」という名前でタカラトミーアーツさんから近日受注開始予定とのこと。
今回のコンサートの演奏をハイレゾ音源で収録したものが入っている状態で販売されるみたいですね。
ハイレゾというのは従来のCD等に比べて高解像度の音源で
CDでは収録できなかった音なども収録可能にした技術です。
そういえばCDが普及し始めたころに
CDはレコードに比べて音の幅が小さくしか収録できないので
音にこだわる人には不評だったこともありましたね。
まあ、これはこれで良いと思いますけど、惜しむべくはネーミングですね。
「一六式」。
おそらくは今年が西暦2016年だからなのでしょうねえ。
これが「七六式」でしたら、コロッと購入してしまうんですけど。
さて開演時間となりました。
コンサートでは以下の曲目が演奏されました。
前段作戦
・「特型駆逐艦」
・「作戦発動」
・「全艦娘、突撃!」
・「索敵機、発艦始め!」
・「シズメシズメ」
・「飛龍の反撃」
後段作戦
・「海上護衛戦」
・「決戦!鉄底海峡を抜けて」
・「モドレナイノ」
・歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」 (クラッシック曲)
・「二水戦の航跡」
・「次発装填、再突入!」
・「武蔵の帰投」
・「母港」
・「昼戦(砲雷撃戦、始め!)」
・「夜戦」
・「提督との絆」
青葉は聞いてる最中は
あそこで使用されている曲ですねえとかが分かるくらいで
曲名がほとんどわかりませんでしたけどね……
途中、大淀さんや磯風ちゃんのナレーションがあったり、
最近のBGMの作曲手がけている大越香里さんがゲストで登場したりがありました。
大越さんはこういう機会は初めてだそうで、素朴な受け答えに会場ほっこり。
2時間の公演は終わってみると、あっという間でした。
以下はあくまで青葉個人の感想です。
会場を満場の拍手が埋め尽くしながらも
青葉にはもやもやとした気持ちが残っていました。
たしかに伝統ある東京フィルの演奏は素晴らしいものでした。
ボーカルありきだと思っていました「シズメシズメ」や「モドレナイノ」などが
声無しで演奏されたときには大きな驚きを感じました。
その一方で、
艦これと何の関連があるのか不明な選曲のクラッシック曲が挿入されたり、
戦闘時の曲目ばかりで、全体的にメリハリがないようにも感じました。
やはり一番大きい不満は
曲目が事前にわかるパンフレットなりがなかったことで
次は何をやるのか、あと何曲やるのかが暗中模索状態だったため
期待や盛り上がりどころが見えにくかった感じが否めません。
曲に合わせて照明による演出も行われましたけど
うーん……
はっきり申し上げると、面白くはありませんでした。
ゲーム音楽のオーケストラ演奏を
芸術と見るかエンターテイメントとして見るか判断が難しいところではありますが、
AlbaOrizzonte Philharmonieさんのコンサートは
演奏者たちが艦これファンであることもあって、演出が遊び心が満載で大変楽しかったです。
そういった意味では今回の公演は中途半端な印象でした。
青葉としては艦これに求めるのは芸術ではなくエンターテイメントです。
それがクラシックスタイルオーケストラであっても。
またの公演があるならば、
もう少し楽しさがあるといいなと思います。
以上、青葉でした。
追記
加賀(井口由香)さんがフルオーケストラバックに「加賀岬」を熱唱したら
スタンディングオベーションもの間違い無しなんですけど。
何かの機会にやってくれませんかねえ。
「艦これ」3周年記念「艦これ」クラシックスタイルオーケストラ with 東京フィルハーモニー交響楽団
[出演]角田鋼亮(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団
[曲目]オンラインゲーム「艦隊これくしょん〜艦これ〜」より
昼の部 14:00~ / 夜の部 19:00~
S席:¥11,880 / A席:¥8,640
[特設サイト]http://kancolle-orchestra.com/
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