遠征報告:ヨコスカの夏がやってきました!2016.08.06
どうも、青葉です。
夏がやってきました!
ヨコスカサマーフェスタ2016です。
今回もごむを司令と一緒なのですけど、
ちょっとした理由から6時半に現地に入り。
ごむを司令を待っている間にPAC3の搬入が見れました。
7時ごろには開門され、列が進むと……
おや?看板が新しくなってる!
門を入ると、本日の公開艦艇が掲示されていました。
また「いずも」か……
贅沢な悩みなのですけど、「いずも」公開され過ぎ案件です。
というわけで今回は「いずも」は見ません。
青葉は他の艦艇もほぼ体験済みなのですけど、
「しらせ」は数年ぶりの見学なのでちょっと楽しみですね。
8時になると国旗と自衛艦旗の掲揚が行われます。
「いずも」の艦首付近に日の丸が揚げられる様子を撮ってみました。
ちなみに列待機していた場所から「いずも」まで約200m。
金網越しに撮ったのですけど、よく撮れてるでしょうと自画自賛しておきます。
総監部の庁舎にも国旗と海将旗が掲揚されました。
それが終わると入場開始。
予定では9時開始となっているのですけど、結構フライング気味に始まるようです。
(のりものフェスタの時もそうでした)
今回の第一目的は処分艇に乗ること。
処分艇とは掃海艇が水中処分用に搭載しているゴムボートです。
サマーフェスタではこの処分艇と特別機動船(複合艇)に
体験乗船という形で乗ることが出来ます。
まあ貴重な機会なのでぜひ乗りたいところですが
この体験乗船、2つほど問題があるのですよ。
1つは乗船チケットが取り難い。
先着順なのですけど人気があるため、
開場時間に現地にたどり着く感じでは間に合いません。
一応、午後からの配布もありますけど、もう1つの問題があります。
それは処分艇に乗るためには時間がかかることです。
処分艇1艇で定員(自衛隊員含まず)は4人ほど。
1回の体験乗船で10分ほど乗せてもらえます。
5~6艇くらい体験乗船に使用されていた感じですが、
なかなか列が進まず、去年は断念して特別機動船に変更してもらったのですよね。
なのでチケットをもらったらすぐに行こうと決めていました。
入場して処分艇のチケットを無事にゲット。
特別機動船のチケットも手に入りそうでしたので、ついでにゲット。
さあ、処分艇に乗船を……と思ったら、
あれは……AH-1S「コブラ」!
木更津駐屯地から飛来する姿を見ることが出来ました。
なお着陸直前のダウンウォッシュで帽子を飛ばされたワレアオバ。
「コブラ」の着陸を見届け、処分艇の乗船地点を目指します。
「いずも」の脇を通っていると……
なんか変なゆるキャラがいます!
航空自衛隊第1高射群のマスコット、パックさんM司。
パックさん4兄弟の3番目(次男)だそうです。
こんなのが他に3体いるんですか……
処分艇の乗船列に並びました。
急いだせいもあって、比較的早く行けましたかねえ。
ほどなく、処分艇に乗船。
いつもより目線が低いというのはなかなか新鮮ですね。
まず、吉倉桟橋にかかる橋をくぐって「いずも」に近づきます。
「いずも」の脇をすり抜けて……艦首のほぼ真下。
大きい船ですねえまったく。
少し横須賀港を米軍基地側に寄りつつ、吉倉桟橋へ。
今回は公開されていないY-3桟橋の「おおなみ」に近づきます。
海面付近から見上げると迫力ありますねえ。
最後にY-2桟橋の「てるづき」「たかなみ」、
Y-1桟橋の「しらせ」の脇を通ります。
元の桟橋にもどって終了。
いやあ、これ凄いですよ。
横須賀総監は何度も取材していますけど、この体験乗船は圧倒されます。
来年も頑張ってチケットを取らないといけませんね。
厚生センターの「あすなろカフェ」で朝食代わりの海軍カレーをいただきました。
同じ並びの「かえる」さんも寄りたいけど後回し。
つづいて特別機動船の列へ。
これは昨年も乗らせていただきましたけど、
カメラを構えるのすら困難なので、動画を撮ってみようかと……
結果:任務失敗しました。
いやあ、前方の席に座らせてもらったのですけど、風圧がすごかったです。
顔面の皮が後方に引っ張られる感じで、正直、ワープするかと思いました。
40ktくらいの速度が出るので、島風ちゃんの見る目が変わりそうです。
隊員さんの話ではソマリアなどの海賊対処任務では
この機動船に6~8時間くらい乗り続けることもあるそうです。
大変ですね。
つぎは「しらせ」に乗船します。
南極観測船として知られる「しらせ」ですが、
海上自衛隊に籍を置く砕氷艦という種類の艦艇で、運用は海上自衛隊によって行われています。
一応、母港は横須賀基地となっていますけど、横須賀で見られることは本当に稀ですね。
氷に覆われた南極大陸に行くためでしょうか。甲板は他の艦艇に比べてもかなり高め。
後部のヘリ甲板には……妖精さんがいました。
はいふりのスキッパー(水上オートバイ)みたいなものがあるなあと思ったら
スノーモービルでした。
自由に跨ることが出来たので、荒ぶるおじさんが1名。
ここでサイレントヒルからの刺客、おーかっちゃ司令が合流。
昨年末のカウントダウンイベントの際にアプローチがあったのですが
結局会えずに終わってしまい、
半年以上かかってようやく会えました。
さらに進んで艦橋へと向かいます。
「いずも」ほどではないにしても、かなり高いところまで上がるので、
となりの桟橋の「たかなみ」と「てるづき」も上から見放題。
米軍側で艦艇公開されている「カーティス・ウィルバー」の様子や
「いずも」の甲板にいるファラ男くんの姿もバッチリです。
(自分で撮っておいてなんですが、よく撮れましたね……)
艦橋に到着。
護衛艦に比べてやはり広いですね。
メーターの類いもありますが、
やはり近代化されたモニター類が目につきます。
南極大陸図が置いてあったので、観測船に乗ってみました。
艦長席は一等海佐の赤いシート。
ごむを司令とおーかっちゃ司令が座り心地を試していました。
「まあ、こういう機会はめったにないですからねえ」と言っていたら、
案内役の自衛官さんが「ボクは一生座れそうもありません」と……
青葉も座りました。
艦橋をあとにすると、艦内神社を発見。
「しらせ」の艦内神社は静岡の浅間大社なんですね
食堂や艦内床屋も見学。
観測隊の副隊長と隊員室。
隊員室は2段ベットですが、副隊長室はソファベッドが付くんですねぇ
洗濯室(たぶん奥に浴場)とお手洗い。
「しらせ」を退艦し、
「たかなみ」、「てるづき」に乗艦。
「たかなみ」型からヘリの運用は2機となっているので
甲板のベアトラップが2ルートに。
ヘリ甲板を通じて「てるづき」に移動すると、
やはりこちらも2機運用を前提とした甲板になっています。
ぐるっと「てるづき」の外周を回って艦首方面へ。
入港してくる潜水艦が見えました。
「おやしお」型ですねぇ。
少しポスター風に撮影。
「てるづき」から「たかなみ」に再び移動。
ぐるっと外周を回って退艦。
最近、濃厚な艦艇見学が続いているので
なんか物足りない感じがしてしまいますね。
お腹が空いたので今度は「かえる」さんに行ってみようかと厚生センターに行ってみましたが
生憎の混雑で断念。
資料室を見学していたら、
案内役の自衛官さんから号鐘に関する面白い話が聞けました。
資料室には退役した幾つかの艦艇の号鐘が展示されているのですが
そもそも号鐘は艦が退役すると鋳潰してしまうのだそうです。
……あれ?
青葉、去年どこかで護衛艦「ひえい」の号鐘を見ましたね。
聞いてみると号鐘は大きさを変えていくつか作ることがあるので
それでではないかということでした。
号鐘はそもそも時鐘としての役割と霧の中の衝突防止のために使用するもので、
昔は霧に包まれたら投錨して船を停めて、
前方で汽笛、後方で号鐘を鳴らしたそうです。
案内役の自衛官さんが乗っていたころはレーダーもまだ貧弱だったため、
霧が出るとやっていたそうですが、
レーダーの発達した現在ではこれらは有名無実化し、
全く使用することは無いとの衝撃的な発言。
でも法律(海上衝突予防法?)があるため、
必ず号鐘は積まなければならないのだそうです。
「しらせ」あたりは倉庫に仕舞ってあるんじゃないかとおっしゃっていました。
古参の方の話は本当に面白いですね。
PAC3やコブラを見学して、横須賀地方総監部を撤収。
サイレントヒルからやってきたおーかっちゃ司令の希望もあり、
米海軍基地解放「ヨコスカフレンドシップデー」へ行くことにしました。
青葉のサマーフェスタレポは以上でした。
ヨコスカサマーフェスタ
開催日時:2015年8月6日 9:00~16:00(入場は15:30まで)
開催場所:海上自衛隊横須賀地方総監部
おまけ報告:横須賀米海軍基地フレンドシップデー2016.08.06
横須賀総監部から約2キロ歩いて
米海軍基地(ベース)の一般開放にやってきました。
入場の際にごむを司令が持っていたねんどろミクダヨーでストップされるトラブルがありましたが
なんとか入場。
残念ながら艦艇公開の方はすでに締め切られていたので、屋台などが出ているエリアへ。
こういうのは初めてだというおーかっちゃ司令に、青葉からルートビアをご馳走しました。
ルートビアとは医薬用湿布の一種。筋肉の緊張を解す・打ち身・ねんざや皮膚病などの治療のために使用される、液状湿布の総称。飲むサロンパス。(アンサイクロペディアより)
大変喜んでいただけましたので、青葉は満足です(笑
ベース開放名物の『Anthony’s Pizza』を買って皆でシェアするなど、
アメリカ気分を満喫しました。
以上、青葉でした。
青葉写真館本文で紹介できなかった写真たち
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