遠征報告:掃海艇「ちちじま」に潜入しました!2016.12.24
どうも、青葉です。
今日は江の島シーキャンドルライトアップの催しの一つとして行われる
掃海艇「ちちじま」の一般公開に行きます。
昨年は「えのしま」を見学に行きましたねえ。
「ちちじま(MSC-605)」は、えのしま型掃海艇の2番艇。
「えのしま」とともに横須賀地方隊第41掃海隊に所属しています。
従来、磁気反応機雷対策として木造で作られてきた掃海艇は
えのしま型からは繊維強化プラスチック(FRP)製となっています。
技術者の高齢化と後継者の不足により木造掃海艇の建造技術が失われつつあるため、
今後は順次FRP製の掃海艇に置き換わっていくはずです。
2016年現在FRP掃海艇は
えのしま型の3艇のみしか就役しておらず、
全艇が横須賀を母港としてます。
江ノ電の江ノ島駅から江ノ島方面へと向かうと。
見えました。
江の島湘南港の本船岸壁に停泊する「ちちじま」です。
この日も結構な強風なのですが、
昨日は強風により海が荒れ、接岸できなかったらしいです。
まあ、小さな船ですからねえ……
参考:掃海艇ちちじま入港ならず(IMPC-JP)
徒歩で港へ向かい、10分ほどで到着。
港内ですけど、今日も波が高めです。
どれくらいかと言うと、
係留している「ちちじま」が波で上下しているのが目に見えるほど。
神奈川地本のマスコット「はまにゃん」がいました。
お子様にサービスを集中していて、
カメラを向けたらお子様のほうに向かれてしまいました。
あとでまたと思ったら、いつの間にかいなくなってしまいましたよ。
さっそく乗艇します。
これが「ちちじま」のロゴですね。
亀の甲羅の中に「父島」が意匠されています。
公開範囲は艇尾方面からぐるっと一周という感じでした。
処分艇
掃海浮標(フロート)
発音体
掃海の解説パネル
訓練用の機雷
機雷処分具S-10
再圧タンク
人を入れた体験などを行っていました。
近くの防波堤に停泊していた
湘南海上保安署の巡視艇「うみかぜ」
マストには国際信号旗が翻っていました。
何が書いてあるのかなと思ったら、解説もありました。
艦橋(ブリッジ)
艦橋の正面窓からの眺め
艦橋前の甲板室から艇首を見ます。
艇首へと向かいます。
前甲板に備えられた20mm多銃身機銃
去年の「えのしま」同様にシートがかぶされています。
「えのしま」とは違って内部公開はされていなかったので、
見学はあっという間に終わってしまいました。
退艇すると「ちちじま」のパンフレットと
海自艦艇が掲載されたポスターカレンダーをいただきました。
自衛隊のマスコットキャラ、ピクルス王子とパセリちゃんがいたのですが……
パセリちゃん、この時期に夏の制服なのは何でしょうかねえ。
風も強いし、寒そうでした。
さて、日が暮れれば電灯艦飾が行われるのですが、
まだ時間があったので、「ちちじま」を見下ろせる岸壁の灯台付近で待機。
手持ち無沙汰なので、雲を出しながら飛ぶ飛行機を撮影。
肉眼で見るとこのくらい。
青葉のカメラのズームはなかなか優秀です。
待っている間に、江ノ島方面に変な光点を発見。
カメラでズームして撮ってみたのですけど、形状が判明しません。
なお拡大してみると……なんですかねコレは。
よくわからないうちに掻き消えてしまいました。
一般公開が終了となり、片付けとともに電灯艦飾の準備が始まりました。
灯台に居たにゃんこを撮影。
鈴ついてるし、人間を嫌がっていなかったので、どこかの飼い猫でしょうねえ。
国旗の降納。
いい感じに日も暮れてきました。
そして、点灯。
今年新しく購入したカメラは暗所でも固定せずに
手持ちのままこの程度は撮れるので大変取材に役立っています。
「うみかぜ」も電灯艦飾
色々な方向から、小一時間ほど堪能して撤収しました。
来年は3番艇の「はつしま」が来たりしませんかねえ。
そうすれば、えのしま型はコンプなんですけど、配属部隊が微妙に異なるので無理でしょうか。
※「はつしま」だけ、横須賀の掃海隊群に所属
以上、青葉でした。
海上自衛隊掃海艇『ちちじま』艦船ライトアップ&艦内一般公開
会場:江の島湘南港 本船岸壁
艦船ライトアップ:12月23日(金・祝)・24日(土)17:00~21:00
艦内一般公開:12月24日(土)9:00~11:00/13:00~16:00
URL:http://enoshima-seacandle.jp/event/2016/shonannohouseki/
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