鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:霞ヶ浦海域(筑波海軍航空隊記念館)
2014.03.22

どうも、青葉です!

司令官と茨城県笠間市の友部というところへやってきました。

青葉たちの鎮守府からは、
だいたい電車で3時間半くらいかかります。

なんでここに来たのかといいますと…

筑波海軍航空隊記念館というところが目的地です。

記念館までは公共交通がほぼなく、友部駅から歩いて30分くらい。
駅前にはタクシーがいたのですけど、司令官が「贅沢は敵だ」というので歩きました…
陸上行動なので艤装が無くてよかったです。

そしてようやく到着。

筑波海軍航空隊記念館外観


グラウンドに残されている号令台

筑波海軍航空隊記念館は、元々は筑波海軍航空隊の司令部庁舎でした。
旧海軍の司令部庁舎としては、現在唯一公開可能な状態で残っているのだそうです。

そのため、映画『永遠の0』にて岡田准一さんが演じる宮部久蔵さんが
戦争末期に教官となっているシーンなどの撮影に使用されました。


撮影に使用された階段。


病院の一室として使用された部屋。
作中にも登場した海軍支給の外套がかかっていました。


こちらは集会シーンで使用された部屋。

記念館では撮影で使用された部分以外は筑波海軍航空隊の資料館となっています。

その中で目玉のひとつとなっているのは

金剛乗組員の遺族の方が資料として貸し出してくれている金剛カップです。
艦内の砲術大会のような催しがあり、その景品だったらしいとのことです。

ちなみに記念館のアンケート。赤丸部分に注目

艦これ。順調に侵攻中です。

青葉、記念館のおみやげコーナーでこんなものを見つけました。

急降下攻撃の仕方のようですね。


お米を売って…何かがいますね…

拡大。 赤城さん……


さらに愛宕さんまでありました。


館内のティーラウンジにて、空母、赤城の甲板をイメージした「ふぃなんしぇ」を購入。
甲板上にはチョコでゼロ戦が描いてあります。

記念館では時々講演やワークショップを開催しているのですが
青葉たちが行った時は金剛・赤城の乗組員だった方のご子息(金剛カップの持ち主)で
元航空自衛官だったという方が
乗組員だったお父さんが残した記録を元に大東亜戦争についての講演をされていました。

なお、太平洋戦争は連合国が名づけた名前なので、
日本としては大東亜戦争と呼称するのが正しいとのことです。

青葉も作戦に従事した時のことは記憶としては覚えていますが
実際の乗組員の記録を元に話されるお話は、なかなか興味深く拝聴させていただきました。

残念ながら帰りの列車の時間の都合で終わりまで拝聴できなかったのが残念でしたけど…

最後は敷地内の慰霊碑に鎮魂の祈りを捧げて帰りました。

この庁舎は5月6日までの公開をもって残念ながら老朽化により解体が決まっているそうです。

あの戦争が終わってから約七十年。
当時の様子を知る物や人は少なくなっていくでしょう。

ひとりひとりが記憶を留め、語り継いでいくことが平和への道に続くと青葉は考えます。

追記:公開期間は延長されました。2014年末現在、公開終了時期は明示されていません。

筑波海軍航空隊記念館(県立こころの医療センター敷地内)

URL:http://www.p-ibaraki.com/tsukuba

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

資料館には旧海軍関係の写真も多く展示されていました。






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