鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:鎮守府正面海域(横須賀地方総監と猿島)
2014.03.25

どうも、青葉です!

横須賀ボランティアガイドという団体が開催している
「海自横須賀地方総監部・艦船見学と歴史と緑の猿島巡り」に行ってきました。

年度末で忙しい時期でもあったのですけど、取材のためにはしょうがないですよね!
(古鷹さんは犠牲となったのだ)


集合は横須賀駅。

横須賀駅の「ぜかましペンギン」はまだ健在でした。


まず横須賀地方総監へ

イベントではない日に入るのは初めてですねえ。
なので、

補給作業をしていたり

訓練をしていたりするところが見られました。


艦船見学はDD-129『やまゆき』。

おや? なんか見えてますねえ…

海の方へ視線を向けるとDD-174『きりしま』が訓練に出ていました。


『やまゆき』を案内役していただく隊員さんが紹介されました。
早速乗艦です。

対艦戦闘用のハープーンSSM 4連装発射筒

1発で億ションが買えるくらいするそうです。
射程が100㎞とかあるので日本近海での訓練はできず訓練はハワイ沖で行うそうです。


68式C 324mm3連装短魚雷発射管

対潜魚雷のため一定深度より上には行かないようになっているので
対艦には使用できないとのことです。

そもそも現代では魚雷の届く範囲で対艦戦闘なんてしないので
第二次大戦時のような長距離型の魚雷はすでになく
短魚雷という射程の短い魚雷しか使用されてないそうです。


対ミサイル用のGMLS-3 シースパロー短SAM 8連装発射機

こちらは1発数千万円。
ミサイルなんて本当に落とせるんですか?と聞いてみました。
実弾ではなく模擬弾ですが、訓練においては撃破させているそうです。

さっき見えていたもの。
海軍はユーモアが大事なんです!…たぶん。


後部のヘリ甲板。

海上自衛隊のヘリコプター部隊は横須賀にはなく、
護衛艦に搭載するヘリは千葉の館山の基地から洋上に出た時に合流するのだそうです。


62口径76mm単装速射砲

イタリアの会社(オート・メラーラ社)が製造していて、世界40カ国で採用されています。
やまゆき搭載のものは1分間に最大80発の砲撃できるそうですが改良型は120発射撃可能です。


吉倉桟橋に停泊中のDD-110『たかなみ』とDD-111『おおなみ』。

通称、なみ型と呼ばれるこの型艦は、やまゆきより4級後の艦です。
ちなみに『やまゆき』は、はつゆき型護衛艦の8番艦。

艦齢は30年近いロートル艦で同型艦の大半はすでに退役(除籍)。
後期建造艦の3隻が近代化改修(延命改修)を受けて今後も現役を続けるそうです。

青葉が呉で解体されたときの艦齢は20年でしたから
長く使用されていることがわかりますねぇ。

そばには退役した同型艦の『さわゆき』。
退役済みなので艦番号が消されています。

海上保安庁へ転籍するという話もあったそうですが
諸々の事情で立ち消えとなって、除籍から1年近くたっても係留されたままだそうです。

おそらくは旧『はまゆき』(はつゆき型の5番艦)のように
標的艦にされてしまうんでしょうねえ…


74式C アスロック8連装発射機

短魚雷をロケットで長距離搬送するロケット弾です。

打ち出した後にロケットを切り離し、魚雷はパラシュートを開いて着水、
着水後は自らのソナーで目標を探し出して追尾・攻撃するというシステムだそうです。

発射するときには
「そんなに…僕たちの力が見たいのか……」
というのがお作法です。


『やまゆき』と同じ岸壁に停泊中だったDD-153『ゆうぎり』

シースパローが発射体制になってました。

ファランクスもなんか外向いてますね。

本来艦尾に掲げられている自衛艦旗がマストに…

艦尾に掲げられている自衛艦旗がマストに掲げられているときは戦闘状態にある事を示します。
「自衛艦が戦闘訓練を行なう場合に準用する」とあるので
戦闘訓練の準備だったのかもしれませんねぇ。


横須賀地方総監部の入口近くにあった護衛艦『あまつかぜ』のスクリュー。

近々艦これには『天津風』が実装予定らしいですね。
どんな子が来るんでしょうねえ。


横須賀地方総監部から次の場所へ移動。

途中で見たヴェルニー公園の海軍の碑。
近くには軍艦沖島、軍艦長門、軍艦山城の碑、國威顕彰碑なんかがあります。


どぶ板通り近くにあるメルキュールホテル。

かつてここには下士官兵集会所があり、海軍兵士たちの娯楽の場となっていました。
戦後は米海軍に接収されてPMクラブ(海軍兵士たちの娯楽施設)となり、
現在の建物もPMクラブの建物を模した形になっています。

今は片隅に下士官兵集会所の石碑があるのみです。


どぶ板通りにて買い物をするとこういうコースターをもらえるお店があるようです。
青葉も欲しいな。



三笠公園に到着。

記念艦三笠に翻るZ旗。

三笠公園そばの桟橋から猿島に渡り、猿島の遺構を見学します。

猿島は江戸幕府が要塞化しましたが、明治期には陸軍が管轄し、
関東大震災後からは海軍が管轄してきた歴史があります。

戦争末期の横須賀空襲の際には、備えられた高角砲で米艦載機を1機撃墜させています。
(搭乗者は脱出して捕虜となりましたが、ほどなく終戦となったので帰国できたそうです)

国の管理を経て今は横須賀市が管理。
横須賀軍港めぐりをやっている会社が渡航する船を運行しています。

ガイドツアーは猿島から戻り、昨年オープンしたよこすかポートマーケットで解散となりました。
ガイドさんありがとうございました。



司令官の提案で遅めの昼食をとりに横須賀海軍カレー本舗へ。

店内はこんな感じで、士官食堂をイメージしているそうです。

昨年末から艦これをヒントにしたメニューを提供していて
公式的にはどうなんでしょうと思ったら書いてありました。

納得です!


フィッシュアンドチップスが乗った『金剛カレー』を頂きました。
カレーに紅茶がつきます!

その他、艦これにインスパイアされたメニューは
コーヒーを隠し味に使った『天龍』
ソーセージを魚雷に見立てた『島風』
オニオンフライを積み上げて艦橋に見立てた『陸奥』
などがありますが、

他所の人がオーダーしていた陸奥カレーを見て思ったのは
「陸奥さんじゃなくて山城さんですよね」

司令官も頷いていたので、後で山城さんに報告しちゃいます。

以上、鎮守府正面海域の遠征報告でした。

横須賀市観光ボランティアガイドの会

URL:http://yokosuka.kankoh-guide.com/

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

ヴェルニー公園



猿島





横須賀海軍カレー本舗







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