鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:カナダ海軍がやってきた
2015.01.31

どうも、青葉です。

カナダ海軍のフリゲート艦「ウィニペグ」が
東京親善訪問のために東京港晴海ふ頭に入港するというので行ってまいりました。

「ウィニペグ(FFH-348 WINNIPEG)」はハリファックス級フリゲートの9番艦。
艦名はカナダの州名から取っているようですね。
艦名はカナダの各州の州都の都市名から取っているようです。(訂正しました)

就役が1995年ということで艦齢20年を越えたヴェテラン艦です。
日本の護衛艦の同世代は「むらさめ型」あたり。
排水量で比較すると「あさぎり型」くらいあります。

古い船なのかと思いきや、
ハリファックス級は就役年数を伸ばすために2010年から
近代化改修が進められていて「ウィニペグ」もすでに改修済だそうです。

性能面ではステルス性を意識した外観と対潜に特化した性能が特徴とのこと。
(対空・対艦・対潜とバランス良い性能という人もいます)

今回はホストシップとして「きりしま」が告知されていたため
イージス艦が東京港に!と少し話題になったようですが……

北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射の兆候があり、
「破壊措置命令」を発令されたことから「きりしま」はそちらの任務へ。
ホストシップは「ゆうぎり」に変更されました。

「きりしま」の乗組員も大変ですけど、急に変更させられた「ゆうぎり」の乗組員も大変ですね。
艦艇見学がのんびり行えるように是非とも平和であってほしいものです。


青葉は入港するという晴海ふ頭へ。
昨年、トルコ海軍の「ゲディス」が来たところですね。

今回も京急さんが販売している「東京1DAYきっぷ」を利用。
ステマじゃないですよ!

前回の時は都営大江戸線勝どき駅から徒歩で行ったのですが、
都営浅草線の東銀座まで行き、そこからふ頭行きのバスの方が早いそうなので今回はそのルートで。

ちょっと出遅れてしまい、
青葉が到着するころには「ゆうぎり」は着岸済み

「ウィニペグ」が接岸しようとしていました。

30分ほどかけて「ウィニペグ」が着岸。



親善のセレモニーが岸壁で行われましたが、




青葉たちがいるところからは人が動いてる程度にしか見えませんでした。

今回は残念なことに一般公開は無いそうで。
見てみたかったんですけどねえ。
残念な限りです。


ちなみに東京湾の入り口である観音崎には礼砲用の砲台があり、
公式訪問の海外軍艦が通る際に礼砲交換を行うそうです。
礼砲用の砲台の位置はここなのですけど

見に行こうにも周辺が立ち入り禁止みたいなので、どうすれば見られるのか調査中です。

以上、青葉でした。

追記:
カナダ海軍はイギリス海軍(Royal Navy)と密接な結び付きがあり、
「Royal Canadian Navy」と称しています。
これはカナダがイギリス連邦の一員としてイギリス国王を国家元首としていることに因みます。
運用している艦の名前にはHMCS (Her (His) Majesty's Canadian Ship) をつけて呼称するのが
習わしだそうです。
ですから「ウィニペグ」も「HMCS WINNIPEG」とするのが正しいのでしょうね。

関連:カナダ海軍「ウィニペグ」晴海寄港(H28.1.31~2.3) (横須賀地方隊)

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

フリゲート艦「ウィニペグ」の各部アップ写真






おまけ

同日、昨年11月30日に亡くなられた水木しげるサンのお別れ会が
青山葬儀所にて開かれました。

誰でも参加できるということで、青葉も行ってまいりました。

水木先生はラバウルから駆逐艦「雪風」で復員したということで

雪風ちゃんを連れてきました。
(ちなみに復員地点は横須賀・浦賀です)

始まる30分前くらいに着いたのですけど、すごく大勢の参列者が集まっていました。
水木先生の作品の浸透ぶりがうかがえますね。

献花の後に頂いた絵葉書は大事にとっておこうと思います。


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