鎮守府新聞ワレアオバ│Naval District Newspaper Ware Aoba

遠征報告:鎮魂の祈りとカレーライスと海堡です(3/3)
2016.05.14

今回はもう一つ目玉が。

カレーフェスティバルに合わせて、
YOKOSUKA軍港めぐりを運営している「トライアングル」さんが
東京湾に浮かぶ軍事遺構、第二海堡を見学するクルーズを特別運行していました。

青葉はまだ第二海堡を見たことがありませんでしたので
このクルーズに予約を入れていたのです。

第二海堡は東京湾周辺の防衛を目的に設置された東京湾要塞の一角として
千葉の富津岬から横須賀の観音崎までの東京湾入口の最挟部に建設された
人工島のひとつです。

先の大戦終結まで兵士が駐留していましたが、
実戦の機会が無いまま戦後駐留軍によって無力化。
以前は釣り人が渡航できたようですが現在は一般人は立ち入り禁止。
たまに消防演習場として使用されていることがあるそうです。

鉄腕DASHの企画でTOKIOの城島リーダーと山口さんが上陸していましたが、
つい最近と思っていましたけど2014年のことなんですねえ。

青葉もいつか上陸してみたいなあと思います。


クルーズ船は三笠公園桟橋から出るのですが
ポートマーケットからそちらに移動するしていると、沖の方に何やら艦艇が見えました。


見たところ給油艦のようですねえ。
横須賀にいる給油艦と言えば「ときわ(AOE-423)」ですけど……
なんか違うような?


さて、三笠公園桟橋から「シーフレンド1」で第二海堡を目指します。

乗船して船首側の席を確保できたのですけど
この日は波が高いので船首側はもろに波を被りますよとアナウンスされたため、
しぶしぶ船尾側に移動。


出発して港を抜けたあたりからはやはりすごく揺れます。
青葉はあまり人の操艦する船には乗り付けないので
船酔いとかしてしまうかもしれませんね。

猿島を過ぎたあたりで先ほどの補給艦が見えてきました。
「ときわ(AOE-423)」ではないですねぇ。

アナウンスの説明によると、いつもは佐世保にいる米海軍の補給艦だそうです。
とはいえ、乗組員の7割が民間人であるため、
煙突あたりの模様は民間人を載せていることを示すのだとか。

艦の形状から調べてみると「ヘンリー・J・カイザー級給油艦」みたいですねえ。
艦番号が見えませんけど、佐世保には「ラパハノック(T-AO-204)」という艦がいるそうなので
それかもしれませんね。

さらに進んで浦賀水道へ。

大型船道路のように並んで航行しています。
青葉は知りませんでしたけど
大型船は浦賀水道航路という決められた範囲しか航行してはいけないらしいです。

そして見えました第二海堡。


波の浸食による崩落を防ぐために
数年前までコンクリートによる護岸工事が行われていたのだそうです。



海上保安庁によって灯台が建てられ、
その電力確保のためにソーラーパネルが設置されています。


見張台の跡などは当時の雰囲気を感じられますね。

第二海堡にはアロエやサボテンが植えてあるそうで、
孤立してしまう海堡のためにサボテンは食用、アロエは医療用に用いられていたそうです。
それ以外の草木は海鳥が運んできた種が繁茂した結果とか。


第二海堡をぐるりと回る際には富津岬側にある第一海堡が見えました。




南側の灯台の元にはうっすらと「Fort」「No.2」と白い文字が見えます。
これはだれがいつ書いたのかわからないらしく、
英語で書かれていることから戦後に書かれているのではないかとのこと。


第二海堡の見学を終え、船は再び浦賀水道へ。


遠く本牧ふ頭のコンテナクレーンや追浜にある住友の横須賀造船所、

観音崎の灯台なども見えました。


三笠公園桟橋に戻ってきて終了。
いやあ、揺れましたけど楽しかったですねえ。
船酔い?……知らない子ですねえ

<おまけ>
航洋艦「晴風」、第二海堡へ。



最後は横須賀海軍カレー本舗さんへ「晴風カレー」を食べに向かいました。

いやあ、横須賀海軍カレー本舗さんのサイトでは
『陽炎型カレーの試験航行』として艦名を秘匿していたのですけど、

(画像引用元:http://yokosuka-curry.com/

Twitterの「はいふり」公式アカウントがネタバレしまくるという
ギャグでやってるのかと思いましたw


横須賀海軍カレー本舗さんに到着するとこの張り紙。
残り120食の下に正の字で数が書かれていますけど、まあ問題ないでしょう。

順番待ちのリストに名前を書きましたが、
先客がかなりいるようなので、さかくら総本家さんへ。


むむ「はいふりプリン」は午後の分も売切れですか……残念。

ちなみに本日の馬門山墓地墓前祭のお供物として
「さかくら総本家」さんの「角なしさざゑ最中」を頂きました。
これは日蓮上人が千葉から鎌倉へと渡ってくる途中に
支援してくれた漁師がサザエの角で怪我したため、
これを憐れんで祈祷したことでこのあたりのサザエから角が無くなったという逸話に因んだ商品です。
「はいふり」のお菓子のついでに買ってみてください。




青葉は「五十六どらやき」を購入しました。


「横須賀海軍カレー本舗」さんに戻るとちょうど順番が来ていました。

着席してさっそく「晴風カレー」を注文。


人参でかたどった五十六の足跡、船型ライスの上には卵で作った艦橋が乗っています。
アニメでは窓の部分は卵に切り込みを入れた感じだったのですけど
こちらでは切込みを入れたところに人参のガラスがはめられていました。
再現率高いですねこれ……

やや人参が固めな感じでしたけど、
コクのある味わいで美味しくいただけました。

今回は試験航行ということで今日、明日のみの販売だそうですけど
いつでも食べられるようになるといいですね。

以上、1日を堪能した青葉でした。

追撃戦に移行します

翌日もカレーフェスティバル!


おやしお型潜水艦の横須賀港からの出港を横目に
三笠公園に一路向かいました。


横須賀女子海洋学校の模擬店は開会前から列が出来ていました。

しかし今日の青葉の目的は呉海自カレーの確保なのです。
開場直後にブースへ行ってみましたが……ない!?

お話を聞くとまだ到着していないとのこと。

仕方がないので、横須賀女子海洋学校の模擬店へ先に行きました。

岬艦長のカレーフェス限定缶バッチと「晴風」のアクリルバッチを購入。
レイヤーさんに写真も撮らせてもらってきましたよ!
別の場所ではいふりカレーとサイダーも手に入れました。


その他、よこすか海軍カレーパンのバイキングに並んでみたりと時間を潰し、
呉海自カレーのブースに行ってみると……ありました。

ここからここまで全種類くれたまへと1つにつき600円を12個7200円の大人買い。
販売員さんから拍手されてしまいました。


ついでに護衛艦「とね」のカレーもいただいてきました。
キーマカレーだそうですけど、まろやかでおいしかったです。

呉のカレーもなかなかのものですね。

横須賀、呉、舞鶴、佐世保の軍港対抗カレーフェスティバルとか
開催してくれたら面白そうですねえ。

青葉写真館
本文で紹介できなかった写真たち

カレーフェスティバルにおける青葉の戦果発表!

呉海自カレー


よこすか海軍カレーパンいろいろ


はいふりグッズいろいろ


五十六どら焼き


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